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  • 顔合わせ食事会の「挨拶」とは?基本マナーと成功の秘訣

結婚を決めた2人と、それぞれの親を紹介するために集まる「顔合わせ」は、両家の縁を育む大切なイベントです。
顔合わせは儀礼的な結納とは異なり、決まった式次第やルールはありません。一般的に、レストラン等でお互いに挨拶や家族の紹介を行います。また、一緒に食事を楽しみ、会話をすることで、親睦が深まり今後の関係もきっと良くなるでしょう。

そんな顔合わせ食事会ですが、決まったルールが無いからこそ、何も準備をせずに臨むと、親同士は初対面なので緊張感が高まり、沈黙が生まれてしまう可能性があります。その結果、気まずい雰囲気のまま終わってしまった…等の体験談を聞くことがよくあります。

では事前にどの様な準備をしたら良いのでしょうか。
ご参加される皆さまにとって顔合わせ食事会が良いイベントになるために、基本的なマナーや挨拶、進行についてご紹介します。

顔合わせ食事会の「挨拶」について

顔合わせの挨拶について

顔合わせ食事会の「挨拶」について

挨拶のタイミング

両家顔合わせでの挨拶は、食事会の始まりから終わりまでいくつかのタイミングで行います。

まず、顔合わせ食事会において、どのタイミングで挨拶をするのかをお伝えいたします。
1.はじまりの挨拶
2.家族紹介
3.乾杯の挨拶
4.結びの挨拶

一例ではありますが、上記の通り、主に【4つのタイミング】において挨拶をすることが一般的とされています。
(※その他、婚約記念品のお披露目や、婚約届の記入の際に一言添えることもありますが、必ず行わなければならない挨拶ではありません。本ブログでは省いております)

誰が挨拶をするか

顔合わせの挨拶については、一般的には顔合わせ食事会を主催する新郎が進行役を務めることが多いですが、親側が主催をする場合には、親が進行を行うこともあります。

または、はじまりの挨拶や乾杯の挨拶は新郎の父親が行い、家族紹介は新郎と新婦が交互に自分の家族を紹介、結びの挨拶は新郎または新婦が行う、というように挨拶をするタイミングによって誰が挨拶をするかを変えることもあります。

いずれにしても、誰が顔合わせの挨拶を行うかを明確にしておくことでスムーズな進行に繋がりますので、それぞれ事前に決めてご依頼をしておくのが良いでしょう。

           
顔合わせの挨拶について

顔合わせ食事会の挨拶の内容と例文

顔合わせ食事会の挨拶の内容と例文

それではいよいよどんな挨拶をするのか、についてお話します。顔合わせ食事会の挨拶とは、「感謝の気持ち」や「両家の親睦を深める意志」を伝えることが大切です。具体的にはどういった言葉を選んだら良いのか、挨拶の文例を、それぞれのタイミングごとにご紹介します。

1.はじまりの挨拶


新郎が行う場合

「本日はお忙しい中、お集まりいただき、誠にありがとうございます。〇〇さんと私は、この日を迎えられたことをとても嬉しく思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。」
「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。〇〇さんと私は、両家の皆さまと共に素晴らしい時間を過ごせることを大変嬉しく思います。よろしくお願いいたします。」


新郎の父親が行う場合

「本日はお忙しい中、皆さまお集まりいただき、誠にありがとうございます。息子〇〇と△△さんの結婚を祝うために、このように両家が一堂に会することができ、大変嬉しく思います。よろしくお願いいたします。」
「皆さま、本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。息子〇〇と△△さんの結婚に際し、両家の親睦を深めるためのこの機会を大切にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。」


2.家族紹介の挨拶

新郎家から行うのが一般的です。 血縁の濃い順に紹介し、さらに、父方→母方の順番で行います。 新郎家の紹介が一通り終わってから、新婦家の紹介に続きます。
一言仕事や趣味、出身地など、人となりがわかる紹介を加えたり、その場にいない兄弟姉妹や祖父母の紹介をしたりしても良いですよ。

新郎が行う場合

「こちらが私の父、〇〇です。どうぞよろしくお願いいたします。そして、こちらが母の△△です。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。」
「私の家族を紹介させていただきます。こちらが父の〇〇、そして母の△△です。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。」


新郎の父親が行う場合

「私は新郎の父、〇〇です。本日はお会いできて光栄です。どうぞよろしくお願いいたします。」
「新郎の父親の〇〇です。本日はこのような場を持てて嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。」


3.乾杯の挨拶

新郎が行う場合

「それでは皆さま、乾杯のご準備をお願いいたします。両家が一堂に会し、これからの幸せを祈って乾杯しましょう。乾杯!」
「皆さま、乾杯のご用意をお願いします。今日のこの瞬間を大切にし、これからの両家の絆を深めていきたいと思います。乾杯!」


新郎の父親が行う場合

「それでは皆さま、乾杯のご準備をお願いいたします。本日、両家の親睦を深めるこの機会に乾杯をさせていただきます。乾杯!」
「皆さま、乾杯のご用意をお願いします。息子〇〇と△△さんの幸せと、両家のさらなる絆を祝して乾杯いたします。乾杯!」

4.結びの挨拶

「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。この素晴らしい時間を過ごせたこと、心より感謝しております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。」
「本日は皆さまにお越しいただき、誠にありがとうございました。素晴らしい時間を共に過ごせたこと、心より感謝いたします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

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よくある失敗と対策

緊張

よくある失敗と対策

次に、よくある失敗と対策についてご紹介します。

緊張しすぎる

顔合わせ食事会での挨拶は、誰もが緊張するものです。特に新郎や新郎の父親など、話す機会が多い場合、その緊張感は一層強まるでしょう。

しかし、緊張しすぎると、スムーズな進行が難しくなり、相手に悪い印象を与えてしまう可能性があります。そこで、事前に挨拶の内容を何度も練習し、言うべき言葉や例文をしっかりと頭に入れておくことが大切です。また、深呼吸をしてリラックスすることも効果的です。

緊張は誰しも感じるものですので、完璧にこだわりすぎず、自然体で臨むことを心がけましょう。

場の空気を読めない

顔合わせの挨拶で失敗しやすいもう一つのポイントは、場の空気を読めないことです。

例えば、両家の間で話が盛り上がっている時に、急に挨拶を始めたり、逆に誰も話していない時に黙ってしまうと、場がしらけてしまいます。このような場合、進行役である新郎や新郎の父親が場の空気をしっかりと感じ取り、適切なタイミングで挨拶を行うことが求められます。また、挨拶の内容もその場の雰囲気に合わせて調整することが大切です。

事前に両家で顔合わせ当日の流れを共有しておき、どういった状況でどのような挨拶をするのかをシミュレーションしておくことで、場の空気を掴みやすくなります。

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成功するための秘訣

成功するための秘訣

最後に、成功するための大事なポイントをいくつかご紹介します。顔合わせ食事会をご予定されている方は、ぜひご覧ください。

             

事前準備

顔合わせ食事会の成功には、事前準備が欠かせません。まず、当日の流れや挨拶のタイミングを両家で共有しておくことが大切です。
例えば、挨拶をする場面ははじまりの挨拶、家族紹介、乾杯の挨拶、結びの挨拶の4つが一般的です。この際、誰がどのタイミングで挨拶をするか事前に決めておくことが重要です。

また、挨拶の内容も事前に考えておくとスムーズです。感謝の気持ちや親睦を深める意志を簡潔かつわかりやすく伝えることがポイントです。上記の挨拶内容の例文を参考にしながら、事前に自分たちの言葉でまとめておくと良いでしょう。

リラックスする

緊張してしまうと、せっかくの顔合わせがぎこちないものになってしまいます。リラックスするためには、普段と変わらない態度で、スペシャルな場だということを意識せず、楽しむことに焦点を当てると良いです。
進行役を決めたとしても、新郎新婦の2人が積極的に場を盛り上げるのが理想です。出席する人に共通する話題を提供することで、誰でも参加しやすいような、和やかな雰囲気で進められると良いですね。

また、当日も大切ですが、日頃から親交を深めておくことも助けになります。顔合わせ食事会が初対面の場であることが多いですが、事前に両家で軽い顔合わせや食事会を行うといった方法もあります。
緊張を和らげるためには深呼吸が有効です。スピーチの前には深く息を吸い、ゆっくりと吐き出すことで心を落ち着けましょう。

当日の流れと挨拶のポイントをおさえておく

顔合わせ当日の流れをしっかり把握しておくことも重要です。 一般的な顔合わせの流れは、待ち合わせ、はじまりの挨拶、家族紹介、記念撮影、乾杯の挨拶、食事・歓談、結びの挨拶という順番で行われます。
>>【両家顔合わせ】当日の流れや準備、婚姻届記入のタイミング
それぞれの場面でどのような挨拶を行うのかを把握しておくと、スムーズに進行できるでしょう。

           

まとめ

顔合わせ食事会の打ち合わせ

まとめ

顔合わせ食事会は、結婚を控えた両家の親睦を深める重要な機会です。
新郎やその父親をはじめとする関係者が、しっかりと事前準備を行い、当日に適切な挨拶を行うことが求められます。
顔合わせの流れや挨拶の内容、そして各場面での例文をしっかりと把握しておくことで、スムーズな進行が可能となります。

本記事を参考に、ご参加される皆さま全員がリラックスして楽しい時間を過ごせるよう、準備いただければと思います。そうすることで、両家の絆を深め、結婚式や新生活に向けてきっと良いスタートを切ることができるでしょう。

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