宿泊
FORUSルームの一輪挿し~2020冬~
2020/12/13
東京駅という都会の中心で皆様が日常の喧噪を離れ、旅の疲れを癒しながらも興奮を
維持できるような客室を目指しております。
ホテル龍名館東京より皆様へ、年4回配信予定のシーズンレターをお届け致します。
創業当時は旅館として日本が誇るおもてなしの心をお客様に届けてまいりましたが、
現在はホテルとなり形を変えながらも、変わらぬ心でお客様をお待ちしております。
昨年6月、開業10周年を記念して、全38室あるFORUS(フォーラス)ルームを
「モダンな和」というコンセプトのお部屋に改装致しました。
日本には春であれば桜、夏であれば向日葵のように、お花で四季を感じる文化があります。
ホテル龍名館東京へいらっしゃったお客様にはより四季を感じて頂けるよう、
FORUSルームには一輪挿しをご用意しております。
スタッフが1室ずつ心を込めて生け替えをしている一輪挿しをご紹介致します。
【フォーラスダブルA「TATAMI ROOM」】
【フォーラスダブルB「TOKYO SOHO」】
【フォーラスダブルC「JAPANESE MODERN」】
赤い椿、白梅、五葉松、南天、 扇
日がだんだんと短くなり、少しばかり寂しさを感じる冬。
一方で、クリスマスやお正月というイベントもある冬。
椿はそんな冬に咲く、数少ないお花のひとつです。
2020年を締めくくる一輪挿しには椿を選びました。
「完璧な美しさ」を表す白い椿と「謙虚な美徳」を表す赤い椿。
椿は香りがないお花として有名ですが、
花を咲かせることによって自分の存在を表しているのではないでしょうか。
なんとも趣深いお花ですね。
そして、上品で美しい紅梅と気品のある白梅。
椿と並んでお部屋を彩る梅のお花は日本人の美意識の根源とされており、
冬の寒さにじっと耐えながらお花を咲かせる姿に愛らしさを感じます。
また、新しい年を迎えるにあたり、縁起の良いお花も取り入れました。
1年を通して一度も枯れることがない五葉松には長寿への願いを、
南天には「難を転じて福となす」ということわざから幸福への願いを、
扇には「新しい年が皆様にとって良い1年となりますように」という
未来への願いを込めました。
日常を変えざるを得なかった2020年とまだ見ぬ2021年。
是非、ホテル龍名館東京で趣のある1日をお過ごしくださいませ。
皆様にお目にかかれる日を心待ちにしております。
🌸これであなたもツウ!? ちょこっと豆知識🌸
お正月に扇を飾る習慣は江戸時代から続くもので、
現在は落語家さんの間でその風習が残っています。
仕事で用いる扇を末広がりの縁起物として贈ったり、
より多くのお客様に落語を聞いてもらえるようにと願ったりする
商売道具としての役割も担っているのです。
ご協力会社
株式会社MICHALLON様
https://www.michallon.com/
FORUSコンセプト動画